華家
-HANAYA-
好きなものを好きな時に
No.13
NOVEL,D.Gray-man,ラビユウ 2005.07.31
#ラブラブ #ラビユウ
抜けるような、青い空。 こんな晴れた日は、二人で出かけるのもいいと思ったけれど。「暑くねえか?」「…
NOVEL,D.Gray-man,ラビユウ
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抜けるような、青い空。
こんな晴れた日は、二人で出かけるのもいいと思ったけれど。
「暑くねえか?」
「そりゃ、暑いさ」
なんと言っても夏の一歩手前。日差しも暑いし風も乾いてる。
窓の外に広がってく青い空を、二人して見上げた。
「あの雲なんか、ホントもこもこしててアツそうじゃんね?」
指したラビの指先に、ユウの視線が動く。
指した雲ではなく、その指先に。
「ユウ?」
自分の手を見下ろし、そしてまたラビの指先に、瞳を映す。不思議がったラビが、ユウの名を呼んだ。
「オマエの指って、結構太いんだな」
自分のとはまるで違う、と放ったユウの言葉に、ラビは苦笑。
「待って待ってユウ。それ絶対自分基準に考えてるっしょ~?」
オレのは普通さ、と右手を広げてみせる。太い関節が男らしいと、思った。
「ユウの指が、細いんさ」
「そんなことねえだろ」
いや違う、違わない、と双方引き下がらない。こんなケンカは犬も食わないだろう。
「だったら今度、コムイやリーバーと比べてみるといいさ。アレンだとまだまだお子さまだしなー」
「バカヤロ。どっちにしろ年齢合わないだろ、比べようがねー」
そうだそういえば、年齢が同じなのはお互いしかいないんだ。
この人が唯一だったんだ。
「ユウの手はイノセンスを操る大事な指さ。この指が、六幻を発動させる」
「お前だって変わらないだろ、エクソシストなんだから」
この手が世界を救う。そしてこの手が自分を堕とす。
「ユウの手、好き」
「お前の手は、心地いい」
二人、手を重ね合わせた。指先を合わせ、離し、そして絡ませる。
きゅうと握り合った手は、やっぱり熱かった。
二人きりの部屋ではこれだけじゃ物足りなくて、お互い苦笑を漏らす。
引き合わせた口唇は、どこからか入り込む風で乾いていた。
「ん…んぅ」
「ユウ…」
指を絡み合わせたままで交わす口づけは、いつもより意識を麻痺させる。
「ねえユウ…外で熱くなるより、ここでアツくなろ…?」
口唇を離した隙に漏れる誘い文句。言わせてしまったら最後、だ。
「てめ、責任もって浴場つれてくつもりなんだろうな?」
だからたまにはそんな風に甘えてみたり。
「おやすい御用さ、ユウ」
愛してる、と囁く声が、高い空に抜けてった。
#ラブラブ #ラビユウ