A3! そして103回目の恋をする 今年ももうすぐうんざりする季節がやってくる。 茅ヶ崎至は、大きなため息をついてカウンターテーブルに突っ伏した。 「どうした、そんなでかいため息ついて。仕事でミスでもした?」 「んなわけないでしょ、会社では仕事のできるエリートさんですよ... 2022.04.24 A3!千至 A3!千至 R18片想い千至万紬恋人ごっこWEB再録A3!
A3! 右手に殺意を 左手に祈りを 茅ヶ崎至は、きゅっとシャワーのコックを下げて、降ってくる湯を止めた。 ぽたりぽたりと髪の先から落ちる水滴。細い指先で髪をかき上げて後ろに流し、脱衣スペースでバスタオルを持ち上げた。 清潔なタオルは気持ちが良い、と体の水分を拭き取り、髪を... 2022.04.15 A3!千至 A3!千至 セフレR18片想い千至WEB再録A3!
A3! カクテルキッス4-ふたりの約束- いまだに、夢なのではないかと思うことがある。腕の中に、ずっと欲しかった男がいる。 汗で湿った髪。抱く前にはあんなにふわふわしていたのに、自分との行為でこんなにも乱れたのだと思うと、なんとも言えない幸福な気分に陥る。すうすうと聞こえる穏やか... 2021.08.27 A3!千至 A3!千至 カクテルキッスシリーズ物R18千至WEB再録A3!
カクテルキッス カクテルキッス3ーたった一度のI love youー 両想いなんじゃねーの? 摂津万里が、突拍子もないことを口走った。 「…………は?」 至は慣れないその単語を頭の中で反芻して、目を眇め首を傾げ、指先で支える。カクテルXYZに含められた意味を、もう一度考えた。 両想い。 両想いという... 2021.08.26 カクテルキッスA3!千至 カクテルキッスA3!千至 カクテルキッスシリーズ物R18片想い千至万紬A3!
カクテルキッス カクテルキッス2ー愛のひとつも囁けないー 駄目だ、と至は文書の保存だけして息を吐いた。 集中力が切れている。そう自覚し始めたのは、三十分ほど前。入力ミスが多くなって、打っては消し、打っては消しを繰り返していたが、まあ結果どれほども進んでいないのが現状だ。 (プレゼンも面倒だ... 2021.08.25 カクテルキッスA3!千至 カクテルキッスA3!千至 カクテルキッスシリーズ物R18片想い千至WEB再録A3!
千至 カクテルキッス1ーONE NIGHT IN HEAVENー 「え~、茅ヶ崎さんも飲み会行かないの~?」 甘えたような高い声が、耳を通り抜けていく。至はどうにかその女性の名前を思い起こそうとして――諦めた。同じ部署ならまだしも、交流のない部署ともなるともう分からない。 「ごめんごめん。かわ... 2021.08.24 千至 千至 カクテルキッスシリーズ物セフレR18千至WEB再録A3!
A3! 掴んで、息を吐いて、指でなぞって、それから ふっと意識が浮上する。見慣れたホテルの天井が視界に入り、今何時だろうと視線を巡らせれば、珍しい物体を発見した。 「……先輩」 隣でタブレット端末に指を走らせている卯木千景の姿。思わず驚いた声を上げれば、気がついた千景が視線をよこして... 2018.05.26 A3!千至 A3!千至 お題R18千至A3!
十左 熱の行方 パシン、パシン、とレッスン室に硬い音が響く。同時に、十座が息を飲む音と、竹刀が空を切る音が。 左京が振り下ろした竹刀を受け止めて流し、反撃に出る。力負けするわけにはいかなかった。 「うわっ……」 「馬鹿が、足下が留守になるっつった... 2017.07.31 十左A3! 十左A3! 十左A3!
A3! First Kiss 「なあ、紬さん」 万里は携帯端末の画面をテーブルに伏せて置き、恋人の名を呼んだ。その声を受けて、紬が振り返ってくれた。 「どうしたの、万里くん」 「キスしてもいっすか」 立てた膝に腕を置き、折り曲げて襟足をかき混ぜる... 2017.05.23 A3!万紬 A3!万紬 ラブラブ万紬A3!
A3! かわいいひと 「万里くんは素直ないい子ですよ?」 あいつらの問題児っぷりはどうにかなんねーのか、と言った左京さんに俺がそう返したら、心底不可解だという視線を向けられた。なんでだろう、本当にそう思っているのに。 「月岡……気は確かか」 「はい... 2017.05.16 A3!万紬 A3!万紬 リクエスト万紬A3!