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推しの第一秘書になりまして。

推しの第一秘書になりまして。【16】

「環! ……っすまないアルバート、この話はまた後日!」 部屋を飛び出した環を、崇臣が追ってくる。長い廊下を駆け抜けてエレベーターのボタンを押したが、下へ向かうものが到着する前に追いつかれてしまった。強く腕を引かれ、体が壁に押しつけられる。...
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推しの第一秘書になりまして。

推しの第一秘書になりまして。【15】

身に纏うのは、もちろん以前崇臣にもらったスーツ。灰色の優しい光沢が、環の体を包んでくれた。 「やはりよく似合う」 「ありがとうございます」 紺色のスリーピースを着こなす崇臣の傍につくのはやはり気恥ずかしいが、満足そうな顔に笑っ...
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推しの第一秘書になりまして。【14】

初めての舞踏会。ドレスを選び、髪を整えて化粧をし、自分が一番綺麗になれるようにと飾る。それは想う人に気づいてほしいという気持ちからだ。ドレス選びひとつ取っても、最大の難関のように感じられる。 気づいてほしい。どうかこの手を一番始め...
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推しの第一秘書になりまして。【13】

しかし、共に過ごすといってもどうしたらいいのか。仕事中は共にいるのが常だが、今日は休日だ。崇臣は今、自宅だろうか。コンセプトを導き出すために、調べ物をしているかもしれない。情報の整理などが必要ならば手伝いたいと、意を決して崇臣のIDをタ...
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推しの第一秘書になりまして。【12】

作中でメインカップルが立ち寄った映画館と美術館、ホテルのラウンジと宝飾店を巡り、歩道橋から写真を撮って、公園のベンチで野良猫を眺めた。この場所で〝彼〟がこうした、〝彼女〟がああ言った、といっそ作者である環よりも詳しいシリルに、嬉しい...
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推しの第一秘書になりまして。【11】

「タカオミ、ハネデューを知ってるんですか?」 「ほ、ほんとだ、honeydewって書いてある……そういえばシリルさん、英国住まいだった……」 茫然と呟く環と、瞬きも忘れて佇む崇臣。嬉しそうな顔で食らいついてくるシリル。 「日本...
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推しの第一秘書になりまして。【10】

「やけに機嫌がいいな、環」 車の中で長い足を組んで、崇臣が視線をよこしてくる。環はハッとして振り向いた。 「す、すみません」 「鼻歌でも歌いかねない様子だったぞ。何か良いことでもあったのか?」 「あったというか、これからあるとい...
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推しの第一秘書になりまして。【9】

広くはない部屋の掃除を終えて、お気に入りのクッションの上に腰を下ろす。久しぶりにゆっくりとした休日だ。 昨夜アップした新作を自分で読み返して、ため息を吐いた。ブックマークや評価はいつもより多くて嬉しい。それを目当てに書いているわけ...
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推しの第一秘書になりまして。【8】

二度目の絶頂を向かえて、環はシーツの上に突っ伏しながら荒い息を繰り返す。何も考えられないほどに頭の中がまっ白だった。 「まだバテるな。来い」 「あッ……ッひ、だめです、いやっ……」 突っ伏した体を抱き起こされて、そのまま崇臣の...
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推しの第一秘書になりまして。

推しの第一秘書になりまして。【7】

ショールームに移っての取材も無事に終えて車に戻ると、崇臣はふうーとあからさまに機嫌の悪そうなため息をついた。 休日の過ごし方という流れで話した、好きなブランドのティーカップで紅茶を楽しむという答えに、興味を示してもらえなかった...
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